バルセロナの若手建築スタジオ「Arquitectura-G」の10年間の活動をまとめた作品集。既存の建物の枠組みを活かしたリノベーションや増築、つまりタイトルにもなっている「介入（INTERVENTIONS）」は、究極的にはその枠組みを遥かに超えた大局的な見地を提示している。本書では、建築を取り巻く情勢が変化したことで他に類を見ない彼らだけの仕事の仕方が形成されたことが窺える。 撮影は、長い間同スタジオと一緒に仕事をしてきたバルセロナを拠点に活動する建築写真家、ホセ・エビア（José Hevia）が担当。建築家のオスカー・タスケッツ（Oscar Tusquets）やモイゼス・プエンテ（Moisés Puente）、サム・シャーメイエフ（Sam Chermayeff）らによるテキストと、各プロジェクトの設計図が収録されている。 Apartmento よりリリース。 Published by APARTAMENTO, 2019 softcover 258 × 363 mm 224 pages