SOLD OUT
大型建築物を安価で容易に、また人件費を掛けずに短期間で解体できる爆破解体は綿密な計画によってとり行われる。爆破自体は数秒であるが計画には何週間もかかるものもあり、経験がものを言う作業とも言える。
本書は主な表現手段として写真を使うアーティスト、アリーナ・シュマック(Schmuch)が爆破解体という仕事やその作業の様子を写真や図面を用いてまとめた一冊。
彼女は、このプロジェクトで建物の解体を生業とするフィンク一家の大規模なアーカイブの写真をもとに作品を制作。8mmフィルムからデジタル写真まで様々な画像生成手段によって明らかに芸術とは全く関係がない基準に従って記録された煙突、TVの電波塔、建物の爆破解体シーンなどが収められている。
Published by Spector Books, 2014
softcover
200 × 270 mm
336 pages